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企業型確定拠出年金の商品紹介(三井住友信託銀行) 

 今回は、三井住友信託銀行(SMTB、なぜか英語では順序逆)が提供している企業型確定拠出年金の商品について確認していきたいと思います。(企業毎に商品ラインナップは異なる可能性あり)

商品の一覧(元本確保型除く)

 まずは、どんな商品があるかを表にまとめました。*信託報酬は2017年データ

種類 タイプ 商品名 ベンチマーク(中身) 信託報酬
国内債券 パッシブ DC日本債券
インデックス・オープンP
NOMURA-BPI 0.11%
国債 パッシブ DCダイワ海外債券
インデックス

FTSE世界国債インデックス

(円ベース) 

0.23%
国内株式
パッシブ 年金インデックスファンド
日本株
TOPIX 0.17%
アクティブ 日興年金積立Jグロース 日本株グロース系 0.82%
アクティブ ニッセイ日本株ファンド 日本株バリュー系 1.00%
外国株式
パッシブ 三井住友DC外国株式
インデックスファンドS
MSCI-KOKUSAIインデックス
(円ベース)
0.16%
アクティブ 野村世界好配当株投信
(確定拠出年金向け)
北米、欧州、アジア・オセアニア
(日本を含む)
1.00%
株式25% DCマイセレクションS25 日本国内外の株式、債券に分散 0.18%
株式50% DCマイセレクションS50 同上 0.19%
株式53% コアラップS
(分散投資コア戦略ファンドS)
上2つのアクティブ運用版 1.20%

 定期預金、保険商品を除いて、合計10本の商品があります。内パッシブ系が6件、アクティブ系が4件となっています。

 信託報酬については、パッシブ系は結構低い水準かと思います。(自分はiDeCoやってないので比較はできませんが。) また、アクティブ系はやはりパッシブ系に比べると信託報酬が高めです。

 企業型確定拠出年金の運用割合変更および運用商品預替 - かもねぎの投資ブログ

 以前の記事で書いたように、私は現在、外国株式パッシブ系の三井住友DC外国株式インデックスファンドS一本に絞っています。が、運用成績がどのようなものか詳しく確認していなかったので、今回調べてみることにしました。

運用成績

 上表で紹介した商品の運用成績データをモーニングスターで確認して表にまとめました。直近9年間(2009年以降)の年次リターンです。

商品名
リターン
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
DC日本債券
インデックス・オープンP
1.20% 2.31% 1.71% 1.75% 1.86% 4.11% 0.94% 2.87% 0.03%
DCダイワ海外債券
インデックス
4.27% -12.21% 1.33% 19.64% 21.94% 16.69% -4.75% -4.02% 4.69%
年金インデックスファンド
日本株
7.40% 0.89% -17.17% 20.55% 54.08% 10.08% 11.87% 0.10% 21.97%
日興年金積立Jグロース 12.61% 2.58% -18.02% 18.05% 72.11% 12.57% 17.03% -1.82% 30.58%
ニッセイ日本株ファンド 7.71% 1.35% -15.27% 17.26% 51.07% 8.30% 12.79% 1.32% 17.85%
三井住友DC外国株式
インデックスファンドS
39.06% -1.73% -9.19% 30.09% 53.92% 23.19% -1.35% 3.09% 18.73%
野村世界好配当株投信
(確定拠出年金向け)
26.31% -0.99% -4.59% 24.97% 44.32% 22.27% -1.18% 0.49% 15.78%
DCマイセレクションS25 4.57% 0.38% -2.64% 8.84% 15.68% 7.33% 2.40% 1.95% 5.72%
DCマイセレクションS50 9.23% 0.74% -6.24% 13.36% 27.35% 9.53% 4.25% 2.14% 10.55%
コアラップS
(分散投資コア戦略ファンドS)
- - - - - 8.09% -3.71% -0.60% 5.69%

  調べてみて意外だったのが、日本株式ファンドの運用成績がここ9年間は結構良かった点、またアクティブ運用の日興年金積立JグロースはTOPIX連動型よりも成績が良い点です。(コスト増分が信託報酬分のみならTOPIX連動型より高いリターン)

 私が積立しているMSCI-KOKUSAI(日本を除く先進国株式)連動のファンドもそこそこ成績良いですが、欲を言えば、S&P500連動のファンドを追加してもらいたいところです。三井住友信託銀行さん期待しております。

 後、同じ債券でも、日本債券ファンドはローリスク/ローリターン(定期預金よりはマシ)に対し、海外債券ファンドは(FTSE連動)ミドルリターン/ミドルリスクとやや特徴が異なる点に、今回初めて気が付きました。為替の影響が強そうですね。

今後の積立方針

 本記事は、自分の積立が現状では100%外国株式ファンドなのは、さすがにリスク高いと思い、債券ファンド(特に外国債)の運用成績を調べようとしたのがきっかけで、ついでに他も調べてまとめたものです。

*本記事のデータは主にモーニングスターより引用しましたが、転載ミスがあるかもしれませんのでご注意ください。

 

企業型確定拠出年金の運用 - かもねぎの投資ブログ

企業型確定拠出年金の掛金変更と運用商品変更(三井住友信託銀行) - かもねぎの投資ブログ

インターネットつながらない。エラー651編

 とある土曜日の朝、ネトゲやろと思い、PCでゲームを立ち上げようとしたら、なんとインターネットに接続できない!!。昨日の夜までは接続できたのにっていう状況に遭遇。初めて遭遇したレアケースだったので記念に書き留めておきます。

 (回線はNTTフレッツ光ネクスト、プロバイダは安いとこ利用。)

まず自分でやったこと

(1)ルーターとPC再起動して、再接続。→ダメ。

(2)LANケーブル接続し直して、再度(1)でもダメ。この時、ルーター側のエラーは、「DHCPサーバーもしくはPPPoEサーバーが見つかりません。」

(3)普段は「モデム(NTTからレンタル)⇔ルーター(個人購入)⇔PC」という構成でしたが、ルーターが故障したのかもと思い、「モデム⇔PC」という構成にして、再度(1)でもダメ。

(4)こういう時は、回線の工事かトラブルなんだろうと思い、次の日を待つ。

(5)再度(1)でもやっぱりダメ。エラー内容(Windows)を見ると

 「エラー651:モデム(またはほかの接続デバイス)からエラーが返されました。」

 とのこと。

 これはギブアップだなと思い。フレッツ光のサポートへ電話することに決定。

フレッツ光サポートでの対応

 エラー651は、モデムが信号を受けてない状態。また、基地局間?(マンションまで?)の通信は問題ないため、考えられるのは、①モデム故障、②マンションで管理してる大元の端末~部屋までの何処かで異常あり。

 ①の方が可能性高いということで、NTTから新モデムが送付され、モデム交換して、再度接続したが、同じエラー651。

 結局、マンション側の端末を再起動してもらい、回復したというオチでした。

 

 これまでも、何度かインターネットに接続できない状態に遭遇したことはありましたが、ルーター、PC再起動か、しばらく待つと直るケースしか体験した事なかったので、あせりました。

 あと、フレッツ光のサポートの方は対応良かったです。説明分かりやすかったです。感謝。 

最近読んだ本 "インデックス投資は勝者のゲーム"

 今回紹介する本「インデックス投資は勝者のゲーム」の作者ジョン・C・ボーグルは、あのバンガード・グループの創業者です。バンガードETF保有者として読んでおこうと思い、Amazonでポチりました。

 https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/home.htm

インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ Vol.263)

インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ Vol.263)

  • 作者: ジョン・C・ボーグル,John C. Bogle,長尾慎太郎,藤原玄
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2018/05/13
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 バンガード・グループ創業者の本ということで、お堅い文章かと思いきや、このジョン・ボーグルさん、かなり率直な物言いだなというのが、最初の感想でした。また、興味ある内容だったので、サクサクと読み進めることが出来ました。

 書かれている内容は、タイトル、作者の経歴からして予想のとおり、インデックス投資がいかに優れてるかということを説明したものとなっています。

 読んでいて個人的に気になった点を以下で紹介します。

ETFよりもインデックス投資信託(TIF)を推奨

 著者のジョン・ボーグルは、ETFよりもインデックス投資信託を推奨というよりも、ETFには批判的なことを書いていました。これは、ちょっと意外でした。

 ジョン・ボーグル曰く、「ETFはTIFをトレーダーのおもちゃに作り変えたものだ。」とのこと。流動性の高いETFってのはトレーダー用だという認識なのでしょう。

米国でのS&P500インデックス投資信託(TIF)の経費率

 一番驚いたのがこれでした。なんと、バンガード社のTIFであるバンガード500インデックス・アドミラルは、年間経費率0.04%、購入時手数料 0%だったのです。

 そら、同じインデックスに連動するETFとTIFがあって、経費率同じならTIF買いますわ。アメリカうらやましい。日本は、米国株を買える環境があるだけでも運がいいと思うしかないですね。

ロボットアドバイザー

  ジョン・ボーグルさんはロボットアドバイザーについて、割と肯定的でした。それはなぜかと言うと、年間手数料が極めて低いから(米国では大体0.25%)でした。ちなみに、私が口座を作ったSBI証券のロボットアドバイザーWealthNavi for SBI証券の手数料は、3,000万円までは1%、3,000万円を超える部分には0.5%です。

 やっぱりアメリカうらやましい。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

これから10年は株式、債券ともにリターンは低水準

 リターン成績は平均回帰するということで、直近10年間は出来過ぎだったのでこれからは悪くなるだろうと主張しています。 

 具体的には、今後10年間の年間投資リターンは、株式4~6%、債券3.1%程度だろうとジョン・ボーグルさんは予想しています。とりあえず、自分はこれ位を想定して資産運用を続けていきたいと思います。

 

 この本を読んで一番の収穫は、アメリカでの各種手数料の実情を知ることができた点です。日本でも下がってくれることを期待。(残高が増えない限り下がらないでしょうが)

 

以上です。

最近読んだ本 ”世界のエリート投資家は何を考えているのか”

 最近、amazonで”世界のエリート投資家は何を考えているのか”というタイトルの本を買いました。(著者:アンソニー・ロビンズ 、監修:山崎 元、翻訳:鈴木 雅子) 

”世界のエリート投資家は何を考えているのか(青本)”と”世界のエリート投資家は何を見て動くのか(赤本)”の2冊類似した本がありましたが、レイ・ダリオのポートフォリオを知ることが出来るということで、青本のみを購入しました。

  この本の著者であるアンソニー・ロビンズは、コーチングという分野(自己啓発系?)で有名な人らしいです。以下は、Youtubeで見つけた動画です。

Why we do what we do | Tony Robbins - YouTube

  かなり暑苦しい感じの人で、日本では松岡修造に相当するのではないでしょうか?(多分違う

 

 で、本の中身はというと、以下のような構成でした。(個人的な解釈を多分に含む)

(1)投資することの意義(動機付け)

 まず、人生においてお金は大事という話から始まります。金が無ければ、金に縛られる人生となる。それを避けるには、マネーゲームに勝てばよい。富裕層でない一般人でもそれは可能と説きます。

(2)マネーゲームに勝つためのルール

 マネーゲームで勝つには、①元手を準備すること、②複利の力を活かすことが重要。手数料は、この②複利の力を蝕んでいくということを説明してくれます。

(3)具体的な投資手法

 投資を始める前に、自分がどれ位の金額を必要としているか把握すべきと説き、その金額を計算する式の提示があります。自分の場合は、8000万円位あれば十分かなと思いました。

 更に、大体の人はリスク許容度が高くない(5割の損失が出て平気な人はいない)から、投資する際は損失を少なくコントロールする必要がある。それには資産配分が重要だと説き、具体例としてレイ・ダリオが一般投資家向けにアレンジしたポートフォリオを紹介。(下リンク参照)

All Seasons Portfolio – Portfolio Charts

The Low-Risk “All-Weather” Portfolio

 といった本の構成でした。(コーチングと同じような構成なんだと思います。おそらく

 また、この本では、富裕層や無名・著名投資家に加えて著者自身や友人の投資にまつわるエピソードを複数交えた内容となっていました。(ちなみに、著者は若い頃貧乏だったけど、今は相当な金持ち

 

 個人的には良い本だったと思います。この本を読んで、自分が資産運用を始めたのは間違いでは無かったと再確認でき、自分の投資手法についても考え直す良い機会になったと思います。

2018年5月末の資産配分/株式ポートフォリオ

5月末時点での資産配分

 5月の取引内容は、個別株のPCG全売却のみでしたが、米国株式がやや値上がりしたため、株式と現金の比率は大きくは変化しませんでした。

 現在、どのタイミングで債券ETF買おうかと現在考え中、6月のFOMC後か、年末か、はたまた来年以降にしようか悩んでます。現金の比率は3割位まで下げていきたいと思ってます。

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5月末時点での株式ポートフォリオ

 先月からの変化点は、PCGをすべて売却(損切り)した点です。米国株式インデックスETFのVOOとVTIの2銘柄で86%という内訳となっており、ほぼインデックス投資です。個別株はPCGとGEで痛い目にあったので当面新規購入しません。インデックス買い増しのみです。

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PG&E(PCG) 2018Q1決算 - かもねぎの投資ブログ

 

 

 別の話になりますが、最近、投資にまつわる本を2冊読んだ結果、やっぱりインデックス投資だなと思いました。以下の2冊です。機会があれば印象に残った点などを紹介しようと思います。

世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)

インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ Vol.263)

 

以上

 

 

 

 

Activision Blizzard(ATVI) 2018Q1決算

 Activision Blizzard(ATVI)の2018 Q1決算発表が5/3にありました。結果のおさらいです。*コンセンサス予想値はYahoo! Financeより引用

 EPSは、予想$0.35に対して、実績$0.78(non-GAAP)、$0.65(GAAP)でした。

 売上高は、予想$1.32Bに対して、実績$1.97Bでした。

**2月時点の2018Q1 EPSの会社予想は$0.65(non-GAAP)、売上高の会社予想は$1.82B

 決算内容は良い結果でした。(コンセンサス予想値は間違い?少なくとも会社予想値は上回った

 決算資料で気になったのが、プラットフォーム別売上高ではPCが対前年同期比マイナスだった点と、地域別売上高ではアジアが対前年同期比マイナスだった点です。

  また、2018年の新作として10月にCall of Duty Black Ops 4発売との情報がありました。これは多分売れます。(私はおそらく買いません。)

 

 株価は、5/3一旦下がりましたが、その後は上昇傾向となっています。

 ATVIは趣味枠として、当面ホールド予定です。

 

 

PG&E(PCG) 2018Q1決算

 PG&E(PCG)の2018 Q1決算発表が5/3にありました。*予想値はYahoo! Finance-Analysisより引用

 EPSは、予想$1.04に対して、実績$0.86(GAAP), $0.91(non-GAAP)でした。

 売上高は、予想$4.25Bに対して、実績$4.06Bでした。

 2018 Q1決算は、良い結果ではありませんでした。決算発表後、株価もさえない動きをしています。

 また、今期の決算資料に目を通して初めて気づいたんですが、2017年の北カリフォルニア山火事以外にも、2015年に発生したButt Fireでも訴訟を抱えているようです。

 Butt Fire案件については、上告予定?で、北カリフォルニア山火事案件は、第一審の審問が今月予定とのことです。

 

 PCGは株価が暴落した(原因は北カリフォルニア山火事訴訟)昨年末にギャンブル枠として購入しましたが、山火事訴訟1件じゃなく、2件も抱えてるとは知りませんでした。事業内容に知見も興味も無いので、痛手を負う前に、一旦売却することにしました。

 

 教訓としては、以下のことを学びました。

  1. 株価が暴落したからといって買い時とは限らない。
  2. 人の言うことを鵜呑みにするべきではない。
  3. 保有株が下落し続けるのを耐えるのは辛い。

 

以上です。